憂鬱の科学

保守政治家よ、覚醒せよ!


 安倍長期政権でぶたれた3度の総選挙は史上最低の投票率をマークして、有権者らの政治的無関心の拡大定着を如実にしている。

 小選挙区比例代表並立制の導入が自民党本部の権限を絶大化し、自民1強から安倍1強を示すに至った。

 最早、安倍政権は叶わぬもの無しとして内閣人事局を創設し、官界への統制力をも強大なものとしている。

 斯かる結果がモリカケ・桜を見る会・河井夫婦の買収行為・持続化給付金を巡る電通との癒着などの醜聞を頻発させている。

 往年の自民党政治家でも中曽根康弘は離党した小沢一郎が池田大作に接近したことを「小沢君は禁じ手を使った」と批判し、渡辺美智雄は公明党や旧社会党の系譜を引く政党との連立を非難し保・保連合を唱え、保守政治家としての節度を見せたが、世代が進むにつれ、票を確保すること、政権にしがみつくことだけを念頭に置く完全な政治屋に堕するに至った。

 細川政権が誕生した時、そして鳩山政権が誕生した時の国民の期待は極めて大きかったが、旧社会党系の議員らと連携した為に敢えなく政権は潰えた。

 高度経済成長期から時を経て産業構造を著しく変容させた現代にて、労働界の支援を被る政党との連立は政権の寿命を短くし、然りとて現在の選挙制度の下では自民1強→安倍1強をもたらし、半数もの有権者らが投票を放棄するに至り、民心の国政からの離反を顕著にし来って、権力の不正・腐敗が官界にまで及び、いずれ傾国を必至とすることは明らかだ。

 過去、1度だけ保守2大政党体制が生じる機縁を見たのが2001年4月の自民党総裁選であり、最大派閥の数の力から到底勝ち味の無いことを覚悟した小泉純一郎候補が盟友の加藤紘一・山崎拓らとともに離党する肚積りで戦った時で、奇しくも総裁選の結果は小泉候補を当選させ、小泉総理は自民党の党勢を大いに回復させたが、現行選挙制度下で自民1強→安倍1強がもたらした国民の国政に対する無関心・絶望感を匡し、政権交代時に見た70%の投票率を取り戻して、傾国を逃れる為には、志有る保守議員らが小沢一郎や小泉純一郎が果敢に挑戦した"自民党をぶっ壊す"勇気を振るうことだ。

 自民党が積み上げた厖大な資産を分割し、自民党の分社化を果たし、保守政界が2大政党間で得票を競う構図を国民に示さなければ、わが国の凋落は必定となろう。

 国民政治協会をまた分社化し、保守政界が国政を担任する21世紀百年の大計を築き上げて欲しい。

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  2. 2020/07/09(木)
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