持続化給付金の支給事務委託にて、実体の甚だ訝しい一般社団法人サービスデザイン推進協議会に経産省が委託した予算769億円から、再委託された電通はコールセンター業務をトランスコスモスに30億円で外注したとする。
電話対応250名・LINE対応100名の陣容とするが、単純に1人頭857万円もの予算が喫緊とする国の対策の一環を成した業務に発注されたが、申請者は350回電話をかけて漸く繋がったとし、オペレーターの対応もおざなりの返答しか出なかったと云う。
トランスコスモスは30億円もの予算金額で受注した重要な国の対策を請け負いながら、果たして所得減を審査する業務を受注した他企業とシステム的な連携を計っているとは思われず、トランスコスモスへのコールセンター業務発注は名目的に電話対応が在ることを示すだけの扮装でしかなかった筈だ。
一般に大手企業がコールセンター業務を他企業へ発注する場合、暫定的な需要に応じて構える業務は人件費を安くする派遣従業員やアルバイト従業員を充て、紋切り型の返答を果たすよう指導しているに過ぎない。
それにしても、国が真剣に取り組むべき事務の一環を成す業務を斯様にぞんざいな構えで果たすことを十分予想できる業者に30億円もの予算金額を流す日本政府と官僚は有害極まりない存在であると指弾できる。
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- 2020/06/11(木)
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