憂鬱の科学

公務員経済職試験【フィリップス曲線】


 マクロ経済においてGDPと物価水準の関係を示すグラフの傾きαは実物市場と貨幣市場との関係においてGDPの変動が如何ほど物価を変動させるかという感応度を表す。

 また、GDPと失業率の関係を示すグラフの傾きδは実物市場と労働市場の関係においてGDPの変動が如何ほど失業率を変化させるかという感応度を表す。

 斯くして、実物市場を介して貨幣市場と労働市場との関係を表したものがフィリップス曲線であり、数式で示すと

  π-πe=-α/δ(U-Un)

となって、左辺のπは物価水準の変化率、即ち物価上昇率を表し、πは実際物価上昇率、πeは期待物価上昇率で、右辺のUは失業率を表し、Uは実際失業率、Unは自然失業率である。

例題

 αを1.1、δを-1.05、自然失業率を1%、今期観察された実際の失業率を1.4%、さらに今期観察された実際の物価上昇率が1.2%であった場合、前期における期待物価上昇率は幾らであったか?



 1.2%-πe=-1.1/-1.05(1.4%-1%)であるから、前期の期待物価上昇率は凡そ1.98%であった。

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  2. 2020/06/27(土)
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